2010年7月23日金曜日

日本の魅力(エクスナ)

今日、川崎先生は「よく耳にするのは、留学生が日本人を誘って、そしてその日本人の答えが曖昧で、是か非かが分からないということです」とかようなことを仰った。それで俺は思わずに「それは日本人の答えが曖昧だからじゃなくて、日本にくる留学生のなかに空気が読めない人が非常に多いからじゃないですか?」って言い出してしまった。広江先生に指摘された辛辣さだな。m(_ _)m

昔2chで同じような書き込みを読んだことがある。「仕事で日本に来る外人の中にはかっこいい人もけっこういるけど、留学生なら大体ダサいオタクたちだな」とかと。どうして日常ファッションの世界一大国日本が2chの投稿者が言うダサいオタクたちを魅了するのだろう?一生懸命いわゆるオタク文化を輸出しているからかな?

確かに、海外で一番簡単に手に入る日本の文化財は夏目漱石や黒澤明の作品、もしくは今日の優れた文学作品や映画じゃなくて、漫画とアニメだ。まあ、俺もナルトぐらいは見てるんだけど、そんなのにもほどがある。もちろん、漫画やアニメと言っても全部くだらないものなわけじゃない。(もう絶版だけど、初めてマスター・キートンの一巻をアメリカの古本屋さんで見出して、どうしてここに日本語の漫画があるのかなって気になって読んでみたとき、ドイツのネオナチ組織に関する話が入ってて、そしてその話も面白いだけじゃなくて、作家がちゃんと調べといたみたいで(話の後にいろんな統計まで書き加えてあったし)そうとう感動した。でも、マスター・キートンはもうやはり普通の漫画じゃなくて、文学に近いと思う。マスター・キートンを日本語で読みたいというのを理由に日本語を学んでるなら全く異議なし。)でも、日本語が習いたくなるきっかけはマスター・キートンより甲殻機動隊やセーラームーンのほうが圧倒的に多い気がする。もしそれを好きな人が今これを読んでいたら申し訳ありませんけど。(汗)

今日体操に行って疲れたし、遅くて眠いからあんまちゃんとした構成の記事になるまい。だから、大目で見てほしい。もうなにが言いたいのかがあまりはっきり分からないしw

ちなみに、練習のあと友達と飯に行って今と同じような話で、日本のオタク文化の輸出のところになったら、友達は「やぁ、マジやめてほしい、それ」って痛そうに嘆いた。恥ずかしいんだって。どうして、日本でオタクの地位がこんなに低いのに日本は海外でオタク天国として知られてるのだろう?Tシャツ一枚とジーンズだけで家を出るのは恥ずかしい国なのに。ファッション雑誌に溢れる国なのに。俺は別にファッションに親しい訳じゃないんだけど、やはりそれは日本のかなりかっこいいところだと思う。それを全然評価してもらってないのは悲しいことだ。日本の文学・映画の傑作にたいしても、漫画やアニメばっかり読んだり観たりすると失礼じゃねーか?

2 件のコメント:

Koichi さんのコメント...

ある日本語の先生との中で、ものすごく意地悪な日本人がいるという話が出た。Memoirs of Geishaの読後感を話していた時だと思う。たしかに一人の芸者は、執拗に陰湿な意地悪を主人公に対して行っていた。まるで、動物行動学で観察する哺乳類か昆虫のように本能的に縄張り争いをしているような...。

ものすごく意地悪は、ものすごく親切の裏返しで、自分にとってはどちらも疲れてしまう。日本を飛び出したいと考えている日本人も、日本の魅力に引かれて来る外国人も、同じところを見ているのだと思う。

Adam Lyons さんのコメント...

エクスナーさん、すごい写真だね!これを見ると、エクスナーは少しやせたねと思った!